しずかなインターネット
しずかなインターネットというタイトルの長文投稿サービスがある。作者はcatnoseさん。Zennという技術記事を投稿するサービスを始めた人として知られている。
そのcatnoseさんに起業家のyamottyさんが自身のPodcast番組、ゼロトピックでインタビューしていたので聞いた。
自分もアカウントを早速取ってみたけど、正直あんまり更新する気はない。
ただ、「神に祈りと感謝を捧げること」みたいな記事はこのサービスだから書けたなという気がする。そういう意味では、サービスのコンセプト自体は素晴らしいと思う。
自分はnoteがあんまり好きじゃない(noteが好きじゃないことが言いづらいのもnoteが好きじゃない理由)。Substackも、使っているけど好きだから使っているという感じでもない。日本語で今からニュースレターを書くなら The Letter かなとたまに思うけど、なんとなくビジネスマン向けの作品を書かないといけない気がする。
強いNoがある人
さて、そのyamottyさんもしずかなインターネットに投稿しているというので見に行ってみた。そこに、強いNoがある人という記事があった。
これを読んで思ったのは、おそらくこれは斜め上の感想なんだけど「強いNoがない人なんているの?」と思った。
考えてみれば、僕はNoと言ったらNoである。あんまり妥協しない。中途半端にやるくらいならやらないほうがいいと思っている。
そのバックグラウンドにあるのは、僕が持つ思想だ。昔からかなり強い思想を僕は持っている。なんでそうなったのかはよくわからないし、その思想がどんなものか自分でもよくわからない。
その思想で何よりも僕が重要だと思っているのは、自分で決めたことに自分で従うということだ。
極端な話、必要であれば自分の信念に基づいて法を犯すこともあるだろう1。このようなテーマは森博嗣の『すべてがFになる』で真賀田四季がつきつけている。
その思想に基づいてNoと言って新卒採用の枠を捨ててスタートアップで働き始めたりするし、Noと言って転職先が決まっていないのに退職するし、こうしてニュースレターやブログで自分の言葉で発信している2。
そして日々のあらゆる出来事でも、無意識にでもその思想はいきていて僕の行動に影響を与えている。開発の細かい所作とかで「それはないでしょ」とかよく言っている。
自分で決めたことに自分で従うことができなくなったときに、僕は妥協しない。
先に紹介したyamottyさんの記事にはこのように書かれている。
だから、強いNoがある人は独立独歩を選んだほうがいい。自身の身にかかるあらゆる火の粉を自身で払うことになる。その成果が「強いNoを押し通せる」だ。
未来を見る
しかし、当たり前だけど「自分で決めたことに自分で従う」ことだけに執着していてもどこにも進めない。自分でどこに進むのかを決めるという未来を自分で作ることになる。
与えられたことにNoを突きつけるのも確かに簡単なことではない。僕も仕方なくやっている。それ以外の生き方ができないからそうしている。
しかし、見えない未来を確信を伴って見ること、見つめ続けることはそれ以上に難しい。人が描いた未来、周りに流された未来を見た方がずっと簡単である。
見えない未来を見て、強いNoを押し通してその未来に進む。それだけの覚悟が自分にあるか。
僕は、これはまだ確信できてないんだけど、それは信仰があればできると思っている。今年やたら神の話をしていたのはこの考えが背景にある。
なんの宗教でも、なんなら宗教じゃなくてもよいと思うのだけど、自分よりも素晴らしいものがあるという信仰が見えない未来に対する確信を作るのだと思っている。
2024年は信仰をより強く持とうと思っている。
こんなことを考えていたら、COTENラジオが「民主主義は宗教なんだな」と言い出したり、OffTopicが「宗教が大事なんだ」と言い出したりして、めっちゃ宗教ってトレンドに乗ってるなって思っている。これはたぶん認知確証バイアスだと思う。
ただ、もしかして見えない未来を見ているようで、僕はただトレンドに乗っているだけなのではという気もするこの頃。
🎧今週の一曲🎧
もう何年もindigo la Endにハマっている。今週は「忘れっぽいんだ」。最新アルバムにも収録されている一曲。
ところで、僕はDJをやるのに不向きだと思う。なぜならば、聞く曲のバリエーションがとても少ない。ひとりのアーティストの曲をいろいろ聞くタイプだ。バリエーションがない。おまけに音楽の魅力を表現する語彙に乏しい。まだウイスキーの味のほうが説明できる。
てなわけで、同じような歌手の曲を紹介するコーナーになりそうだけど、試しに始めてみることにした。そういうやつがDJコーナーをやってもいいじゃない。
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そんなことが必要でない人生を歩みたいと心底思っているが。
曲がりなりにもテクノロジー業界の人間としてどうかと思うが、あんまり生成AIとかも使ってない。